
50ページのプログラム
イベントの告知から開催当日まで一貫したデザインで顧客の期待を高める。ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2018 の公演プログラム制作。
制作概要
ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2018 の公演プログラム制作。50ページに渡るデザインと構成をひとりで仕上げました。開催決定から公演日まで一貫したデザインを保てたイベントになったと思います。プログラム巻末にはしっかりと「ポスター/チラシ/プログラム/デザイン制作」でクレジット記載いただきました。
一貫してデザインで「リアル」をつなぐ
開催決定から公演日まで販促チラシやサイトのデザインは試行錯誤、テストを繰り返して変わったものの、当日会場に来てくれた人には血を模したインクのイメージと強く打ち出した「TOSCA」や「ROSSINI」の印象を持ったまま会場に来てくれたと思います。さらに、入り口で販売していたプログラムを見て「ついにこの日が来た!」とワクワクしながら席に向かっていってくれた・・こういったお客様の感情を想像しながら最後の大仕事プログラム制作をしていました。
「読み応えがあり、且つ読みづかれない」クラシックのプログラムは内容がスカスカのものから写真集のようなもの、文字と歴史ばかりで読み疲れてしまうもの、そういったものの中間を狙って何度も「可読テンポ」を確認しました。いろいろな人に試し読み、ページパラパラを繰り返してもらい、50ページの最後まで主催者のストーリーが途切れないようなページ建てに仕上げました。
さらに、どうしてもひとりで制作を進めるのでプレイベントの冊子で主要部分を制作。紙と色の具合やテンポなどを確認してプログラムへと反映しました。
また、表紙の後と裏表紙の前にはトレーシングペーパー印刷を挟んでプログラムの特別感を演出。最後のトレーシングペーパーには来年の予告とワクワク感を演出もあります。
2018 / 冊子印刷デザイン
公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団