余白と間合いで伝える1
制作概要 公益財団法人お金をまわそう基金の「児童虐待防止セミナー」のチラシ制作。NPO法人タイガーマスク基金とゲスト講師による児童虐待の現状と法律 …
制作概要
公益財団法人お金をまわそう基金の「児童虐待防止セミナー」のチラシ制作。NPO法人タイガーマスク基金とゲスト講師による児童虐待の現状と法律を知るセミナーでした。虐待によりひとりの女の子が死んでしまった事件から間もない開催となり、100人近くの参加者で虐待についての知識を深めることのできる有意義な勉強会となりました。
中心動線は「強い」
伝えるものが真ん中、線対称はとてもインパクトを与えます。そこで大事なのが写真・余白・キャッチコピーのカーニングです。離れすぎてもくっつきすぎても、伝わり方が全然違ってくるからです。
今回は「見ている人によって少女が変わる」というのが狙いでした。本来の写真素材はかすかに笑みを浮かべている少女の写真の目線を切ることで表情を無くしました。さらに、輪郭を明るく、首を暗くすることで見上げてるようにも正面にも見えます。あとはキャッチコピーで中心動線をさらに「強み」を出します。
キャッチコピーは、「児童虐待」や「子供の虐待による悲惨な事件」とストレートに打つと苦手意識がある人は見るのをやめてしまいがちな分野だと考えました。自分たちが「大人であり」「親であり」「責任を呼び覚ます」ことを踏まえ、問いかけながら、呼びかける言葉にしました。
2019 / チラシデザイン
公益財団法人お金をまわそう基金