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初動(しょどう)

制作概要 公益財団法人お金をまわそう基金の公益化直後からこのちらしの子どもは使われています。笑顔がすてきな子どもを程よいアップで使ったのは、なんと …

制作概要

公益財団法人お金をまわそう基金の公益化直後からこのちらしの子どもは使われています。笑顔がすてきな子どもを程よいアップで使ったのは、なんといっても「初動」を印象づけるためでした。

迷ったらここに戻るポイント

新しいサービスや新規事業は毎日が模索状態です。どちらに行こうか、これをやろうか、やっぱりやめよう・・この繰り返しです。公益財団と言ってもベンチャー企業と変わらず「どうやって寄付を集めるか」というのを日々考えることになります。

こどものハートフルちらし

そういった内部混乱の状態であっても顧客(支援者)からのイメージは不変のものを使うことが大切です。メインビジュアルやテイストがコロコロ変わるようなサービスだと顧客の印象はどんどん薄まり、ブランディングからかけ離れていってしまいます。

まずは、メインビジュアルを決定してそのテイストを崩さないように、そして数ヶ月かけて内部と顧客の抱いたイメージをすり合わせていきます。このチラシは「単なる赤ちゃんの笑顔」ではなく、「この子=基金」というイメージを1年以上かけて植え付けていきました。

新しいことに対しての初動の「勢い」は、なによりも「重要」です。

チラシやデザインもですが、スタッフそれぞれのモチベーションを均等に絶え間なくあげていくことで事業のデザインが固まってくると思います。そこに、デザインのちからが影ながら必要になってきます。

数年経っても、この写真の赤ちゃんは立ち上げの時の混乱を思い出させてくれるでしょう。

2017 / チラシデザイン
公益財団法人お金をまわそう基金

たのしいコバエちゃん